戸籍のクリーニングや、離婚事実の抹消について説明するページです。
近年は離婚をする夫婦も増えてきました。
経済的な事情や、個人主義の広まり等、複数の要因によって離婚率は高まってきているようです。
その昔は離婚をした人のことをバツイチと呼んでいました。
ひと昔前の戸籍では、離婚をしてその家族・戸籍からぬけると、戸籍簿上、バッテンをつけて抹消されるので、バツイチと言っていたのです。
現在の戸籍では、バツが付けられるのではなく、除籍という印字がなされることになります。
そのため、再婚をする際にお互いの戸籍を見せ合いっこすると、離婚歴が一目瞭然となり、再婚の妨げになることもしばしばあります。
しかしながら、この離婚歴を、ぱっと見であれば抹消する方法が実はあります。
戸籍のクリーニングとか呼ばれていることもあります。
えええ?
なんか違法臭いけど…
いいえ。
全く合法的に行うことができるのです。
それは、離婚後、自治体をまたいだ転籍を2回行うと、現在効力のある家族関係だけが転籍後につくられる新たな戸籍に引き継いで記載されるので、現在の戸籍のみからは、過去の結婚歴・離婚歴を読み取れなくすることが出来るのです(離婚時点で子供がいる場合は、戸籍上の子供の存在から結婚歴が発覚することはあります)。
もちろん、過去にさかのぼって戸籍を取れば、必ず離婚の事実も掲載されてくるので、完全な抹消はできません。
しかし、ぱっと見は、初婚に見えるようにはできることがあるのです。
もちろん、初婚であるかのように偽って結婚をすると、後の家庭不和や、場合によっては結婚詐欺だとかいう大きなトラブルになることもありますので、戸籍のクリーニングは良し悪しではあります。
しかしながら、結婚をしていた時代の夫婦の住処に夫婦時代の本籍を置いていた場合、離婚後、それぞれが実家に一時的に転籍を行って、再び自分の新たな離婚後の住まいに転籍をするようなケースでは、自然とクリーニングされることになります。
比較的よくあるケースなので、このような戸籍のクリーニングには違法性が無いということになるのです。
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